【第11回から第20回までの起業一文字心得】
【筋】第20回起業一文字心得
ビジネスには1つの正解はありません。正・誤といった白黒をはっきりと付けられるものではありません。それがビジネスの難しいところであり、また魅力的なところであります。
ビジネスには1つの正解はありませんが、1つの「筋」を貫き通す姿勢が大切です。ビジネスは樹木のように「幹」と「枝葉」から構成されています。経営理念や事業コンセプトなど重要な方針は幹のように「筋」が通っていなければいけません。
【創】第19回起業一文字心得
事業は無から自然発見はしません。小さな種から自分で創り上げていくものです。
ある種から事業アイデアを自分で企画する。自分でお客様にアプローチして事業アイデアへの反応を診る。その反応をもとに自分で事業アイデアを見直す。何度も繰り返し、事業アイデアから事業を自分で創り上げていく。
自分が1つ1つの取り組みを積み重ねて、大切に事業は創り上げていくものです。
「自分で業を創る」当たり前ですが、それが起業です。
【協】第18回起業一文字心得
とてもとても当たり前のことですが、事業(ビジネス)は1人では成立しません。自分と他者との関係が1つに繋がること「協」が不可欠です。
お客様・取引先・役員・社員・資金提供者などが「協」になり、はじめてお客様に商品やサービスが提供でき、その対価としてお金を支払っていただくことで、事業が成立するのです。
起業活動においても、「協」を1つ1つ構築していこうとする心掛けを忘れずに、日々いろんな方々と出会いお話していきましょう。
【書】第17回起業一文字心得
先人がいて今が存在します。先人が長い時を重ねて取り組んだ様々なこと、また乗り越えたことがあったからこそ、今の世の中が存在するのです。
書物には先人が積み重ねた英知がふんだんに盛り込まれています。起業という取り組みは数多くの先人が行い、今の世の中を築き上げる大きな礎となっています。
起業家は「書」を読み英知を学び、「書」を書き英知を残しましょう。過去と未来を繋ぐ存在となるのです。
【場】第16回起業一文字心得
起業家は「自分の立ち位置(場)はどこか?」という意識を持ち行動することが大切です。ビジネス活動の中で、そして市場(世の中)の中において、自分はどんな存在で、そしてどんな立ち位置でいるかということを、自ら考え行動し、経営者(起業家)である自分の「場」を確立していきましょう。
なぜならば、独自の「場」を持つことが起業家としての存在価値、またビジネスの実現へと繋がるからです。
「場」の大きさは小さくても大きくても構いません。重要なことは、市場(世の中)やビジネスにおいて、なくてはならない存在となることです。
【学】第15回起業一文字心得
起業においても「学ぶ」意欲や姿勢が大切です。先人から「学ぶ」だけでなく、同輩や後輩(若者)からも素直に学びましょう。
また「学ぶ」という取り組みにおいては、まずはいろんなものをスポンジのように吸収する姿勢がポイントです。吸収したものをどう活かすかを考える前に、まずはいったん、素直に吸収しましょう。
吸収するという取り組み「行動」、また吸収したものを自分なりに解釈する「思考」が、新たな発見、起業のアイデアに繋がっていくはずです。
【年】第14回起業一文字心得
起業が大成するタイミング「年」は人それぞれです。ある起業家が何歳で、また起業後何年間で大成したか、それはその人のタイミングです。気にする必要はありませんし、競争する必要もありません。
周りに惑わされず「お客様・世の中のために起業する」という本質を貫くことが大切です。
あせらずじっくりと自分の畑を耕していきましょう。毎年、毎年、丁寧に耕していけば、必ず果実を手に入れる「年」が訪れます。
【智】第13回起業一文字心得
起業家には、物の道理を正しく把握し、正しい判断を下す能力が必要です。まさに「智」です。
「時」は絶え間なく流れ、「世の中」は常に変化していきます。21世紀の世の中、また歴史からも明白なことです。
常に物事に関心を持ち続け、現在を見つめていくことが、新たなビジネスに取り組む正しい判断に繋がっていきます。
「智」を蓄積していくために、いろんなことに関心を持ち、素直に耳を傾けることを心がけましょう。
【品】第12回起業一文字心得
「国家の品格」「女性の品格」という品格本がブームとなりましたが、起業家も「品」を備えることが大切です。
お客様などステークホルダーへの所作や言動は当然のこととして、普段の生活においても「品」を意識して過ごしましょう。大事な時こそ、普段の自分が表れるものですので。
「品」は1日では備わりません。1日1日、人間性を高める意識・行動が不可欠です。
また、起業家の「品」とは何なのか?自分なりの答えを常に考えることも大切です。
日々精進していきましょう!
【速】第11回起業一文字心得
特に起業では「速」スピードが大切です。
「判断→行動→検証」のサイクルを「速」くすることが、また「速」くできることが起業段階の会社の大きな利点です。
そのサイクルの繰り返しが、起業プロセスそのものなのです。そのプロセスを「速」することを心がけましょう!
一つの簡単な取り組みとしては「メールの返信を速くする」ことです。「なんだ。。。」と思う人もいるかもしれませんが、これには起業プロセスと同じ要素が含まれている。
小さなサイクルをクルクル回して前に進んでいきましょう!
[time is money]であることも忘れずに!
|
|
|